元の記事は消えたのにGoogle検索結果が残っている場合|まず確かめたいこと | 犯罪歴削除と社会復帰研究 リアルな本音100事例

元の記事は消えたのにGoogle検索結果が残っている場合|まず確かめたいこと

久しぶりに、あのニュースサイトの記事を開いてみた。すると「ページが見つかりません」と表示された。やっと消えたのだと、少しほっとしました。

ところが、自分の名前で検索すると、検索結果の一覧には今も当時の見出しが表示されている。クリックしても記事は開かないのに、見出しと説明文だけが残っている。

「記事はないのに、なぜ」。そう戸惑いながら、何度も検索をくり返していないでしょうか。

「消えたはず」が消えていない、もどかしさ

記事が消えたと分かったとき、肩の荷が少し下りたように感じた方も多いはずです。

それだけに、検索結果に見出しが残っているのを見つけたときの落胆は大きいものです。「結局、何も変わっていないのではないか」と感じてしまいます。

誰かに話そうにも、「記事は消えているなら大丈夫でしょう」と言われそうで、相談しづらい。そんな、説明しにくいもどかしさを抱えている方もいます。

同じ状態で悩んでいる人は、少なくありません

元の記事が消えたあとも、しばらくの間、検索結果に古い情報が表示されることはよくあります。

「記事が消えた」と「検索結果から消えた」は、同じではありません。この違いを知らないまま、一人で不安を抱えている方は多いのです。

一般の人は、検索で見える情報をどう見ているのか

「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」のアンケートでは、ネットに記事が残り続けることや、専門家に依頼して情報を整理することについて、一般の方に意見を聞いています。

実名記事や書き込みは時間が経っても簡単に検索され本人の努力を無視する形で再び評価を下げてしまいます。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

この回答者は、「簡単に検索される」ことそのものが、本人の努力を見えなくしてしまうと感じています。

だからこそ、検索したときに何が見えているのかを確かめることが大切です。見えている情報が分かれば、それが今も必要な情報なのかを考えることができます。

現代において、ネット検索は個人の信用を測る最大の尺度です。しかし、そこにある情報が過去の断片的な「逮捕事実」のみであれば、その後の真摯な反省や更生の努力は一切可視化されません。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

検索結果は、その人の一部分しか映しません。とくに、元の記事が消えて見出しだけが残っている状態は、まさに「断片」だけが表示されている状態といえます。

情報の非表示化は隠蔽ではなく、社会復帰という公共の利益を達成するための「情報のアップデート」と捉えるべきだと考えます。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

消えた記事の見出しが残っているなら、それは「古い情報が更新されていない」状態ともいえます。

検索結果を今の状態に合わせることを、「情報のアップデート」ととらえる人もいます。整理を考えることは、決して後ろめたいことではありません。

なぜ、検索結果だけが残るのか

Googleなどの検索エンジンは、ネット上のページを定期的に巡回し、その内容を記録して検索結果に表示しています。

元のページが削除されても、検索エンジンが次に巡回して変化に気づくまでは、以前の見出しや説明文が表示されたままになることがあります。

Googleには、すでに削除されたページや内容が変わったページについて、検索結果の更新を求める仕組みがあります。ただし、ページが本当に消えているか、別のアドレスに移っていないかなど、確認しておきたい点があります。

また、元の記事が消えていても、同じ内容を転載したページが別のサイトに残っていれば、そちらが検索結果に表示され続けます。

よくあるケース

リンクを開くと「ページが見つかりません」と表示されるケース

元のページが削除されているのに、検索結果の見出しだけが残っている状態です。ページがきちんと消えていることを確認するのが出発点になります。

記事は消えたが、同じ内容が別のアドレスで表示されるケース

サイトの構成が変わり、記事が別のアドレスに移っていることがあります。また、スマートフォン向けのページだけが残っていることもあります。

元の記事は消えたが、転載サイトが表示されるようになったケース

元の記事がなくなったことで、今度は転載サイトのページが上位に出てくることがあります。転載サイトは、元の記事とは別の対応が必要です。

どのケースも、検索結果の更新がいつ、どのように反映されるかは、検索サービス側の判断によります。

よくあるご相談例

よく寄せられるご相談の流れを、一般化してご紹介します。

①相談前の不安
ニュースサイトの記事は消えたのに、検索すると見出しが出てくる。消えたのか残っているのか分からず、落ち着かなかった。

②ネット上に残っていた情報
元の記事は削除されていたが、検索結果に見出しと説明文が残っていた。あわせて、同じ内容を転載した掲示板のページも見つかった。

③確認・整理したこと
検索結果に出るページを、「元の記事(削除済み)」と「転載ページ(残っている)」に分けて整理した。それぞれで窓口が違うことを確認した。

④その後の気持ち
「何が消えていて、何が残っているのか」がはっきりしたことで、同じ検索を何度もくり返すことが減った、という声がよく聞かれます。

何から始めればいいか

  1. 自分の名前で検索し、気になる検索結果のURLを書き出します。
  2. それぞれのリンクを開き、「ページが見つかりません」と表示されるか、内容が表示されるかを確認します。
  3. ページが表示される場合は、元の記事と同じサイトか、別の転載サイトかを確かめます。
  4. 見出しや説明文が表示されている検索結果の画面を、日付がわかる形で保存しておきます。
  5. 削除済みのページと、残っているページとで、相談する窓口が違うことを意識して一覧を分けます。
  6. どれから進めるべきか判断に迷うときは、専門家に状況を伝えて整理してもらう、という選び方もあります。

「消えたのか、消えていないのか」を確かめるために、同じ検索を何度もくり返すのは、とても消耗します。検索するたびに、少しずつ気持ちが削られていきます。

どのページが残っているのか分からない段階でも、相談はできます。まずは話を聞いてみて、依頼するかどうかはそのあとで決めてもかまいません。

やっと記事が消えたという安心を、本当の安心にするために。確認の作業を、誰かと一緒に進めるという選び方もあります。

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