刑を終えて仕事を探している方へ|前科がある人を、会社はどう見ているのか | 犯罪歴削除と社会復帰研究 リアルな本音100事例

刑を終えて仕事を探している方へ|前科がある人を、会社はどう見ているのか

刑期を終え、ようやく社会に戻ってきました。まずは仕事を見つけて、住む場所を整えたい。やるべきことははっきりしています。

けれど、求人に応募しようとするたびに手が止まります。「面接の前に名前を検索されたら、あの記事が出てくる」。

やり直したい気持ちはあるのに、最初の一歩の前で足がすくんでしまう。そんな状態が続いていないでしょうか。

やり直したいのに、過去が先回りしてくる

罪を償ったという事実は、自分の中ではひとつの区切りです。けれどネットの記事は、そのことを知りません。

「どうせ検索されたら終わりだ」と思うと、応募する前からあきらめたくなる。その気持ちに負けそうになる日もあるはずです。

それでも仕事を探そうとしているのは、これからの暮らしを本気で立て直そうとしているからです。

同じ場所から再出発する人は、たくさんいます

刑を終えたあとの仕事探しで、ネットの記事が気になるという悩みは、決して珍しいものではありません。

多くの人が、同じように「最初の一社」の前で立ち止まっています。

前科がある人を、会社は雇いたいと思う?

慎重になる会社はあります。ただ、「今どう生きているか」を見ようとする人も、確かにいます。

「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」のアンケートには、実際に仕事探しを経験した人の声もありました。

実際に就職活動では、履歴書には書かなくても、もし調べられたらどうなるのかという不安がありました。能力や今の生活態度とは関係なく、過去だけで判断される可能性があるのは大きなハンデです。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

「もし調べられたら」。この不安を抱えて仕事を探したのは、あなただけではありません。

この声が示しているのは、問題が「調べられたときに何が出るか」にあるということです。そこは、相談の中で一緒に確かめることができます。

会社は、逮捕歴があるという理由だけで門前払いせず、「何の問題だったのか」「どれくらい前のことか」「今はどう変わっているか」をちゃんと見る姿勢が必要です。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

会社の側に「今」を見てほしいと考える人もいます。

約60名の一般の方に、5つの質問でたずねたアンケートを分析したところ、受け入れの条件として「真面目な生活・労働」を挙げた人が68%いました。(アンケートの分析結果はこちら)

つまり、多くの人が見ているのは、これからの働き方そのものです。

全部水に流せとは言いませんが、今どう生きているかを見て、働ける場所や居場所を用意する方が、結局は社会みんなの安心につながると思います。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

働ける場所を用意するほうが、社会のためにもなる。そう考える人がいることは、再出発の支えになるはずです。

記事が削除や非表示になるかどうかは、掲載先の種類や経過年数、記事の内容などによって変わり、判断するのは各サイトや検索サービスです。刑を終えたという事情も含めて、あなたのケースの見通しは相談で一緒に考えられます。

面接の前に、何が見られているのか

採用の担当者が名前を検索すると、ネット上にある関連ページが表示されます。事件当時の記事は、そのままの内容で残っていることが多いです。

「刑を終えたことは記事に書き足されるのか」とたずねられることがあります。多くの場合、そうした続報は出ず、逮捕や判決の時点の記事だけが残ります。

「住まい探しにも影響するのか」という心配もよく聞かれます。不動産会社や保証会社によっては独自の確認をすることがあり、仕事と住まいの両方で同じ記事が気になる方は少なくありません。

仕事と住まいを同時に整えなければならない時期に、ネットのことまで一人で抱えるのは大きな負担です。

再出発のご相談で多いケース

判決の記事が、名前ですぐに出てくる

応募先の担当者が検索したときに、最初に目に入る可能性がある状態です。

記事の中に、当時の住所や勤務先がある

今の生活と結びつけられないか、心配になる状態です。

仕事と住まい、両方の審査が気になっている

どちらを先に進めるべきか、判断に迷っている状態です。

いずれも、結果は掲載先や記事の内容によって異なります。

再出発の時期によく伺うご相談

ご相談をお受けしてきた中から、よくある流れを一般化してお伝えします。

①相談前の不安
刑を終えて仕事を探し始めたが、面接の前に検索されることが怖く、応募をためらっていた。

②ネット上に残っていた情報
判決を伝える記事と、それを転載した掲示板のページが残っていた。

③相談の中で一緒に整理したこと
応募先の目に触れそうな情報をこちらで整理し、仕事探しの時期に合わせた考え方をお伝えした。

④その後の気持ち
「何が見られるか分からない」という怖さが薄れ、応募に踏み出せるようになった、という声がよく聞かれます。

仕事探しと並行して相談するには

  1. これからの仕事や住まいの予定を、話せる範囲で伺います。お名前を伏せても大丈夫です。
  2. 応募先や不動産会社が検索したときに見えそうな情報を、こちらで整理します。
  3. 再出発の時期に合わせて、対応の考え方をお伝えします。
  4. 依頼するかどうかは、説明を聞いてから決めていただけます。

応募ボタンの前で手が止まるなら、その瞬間が相談のタイミングです。

仕事と住まいを整えながら、過去の記事のことまで一人で抱えるのは、とても重い荷物です。

記事がいくつあるのか分からなくても、相談はできます。相談したからといって、依頼しなければならないわけではありません。

最初の一社に、落ち着いて応募できるように。再出発の準備を、ひとりきりで背負わなくていいのです。

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