逮捕記事に勤務先の名前が載ってしまった方へ|会社は社員の過去をどう見る? | 犯罪歴削除と社会復帰研究 リアルな本音100事例

逮捕記事に勤務先の名前が載ってしまった方へ|会社は社員の過去をどう見る?

ニュース記事には、自分の名前と一緒に、勤めている会社の名前が書かれていました。

会社にも取引先にも、迷惑をかけてしまった。上司に頭を下げたときの、あの沈黙が今も忘れられません。

幸い、今も同じ会社で働かせてもらっている。けれど、会社の名前で検索したら自分の記事が出てくるかもしれないと思うと、申し訳なさで胸がいっぱいになる。そんな日々を送っていないでしょうか。

自分だけの問題ではない、という重さ

記事に会社の名前が載ると、自分一人の問題では済まなくなります。同僚や会社そのものに、迷惑をかけ続けているような気持ちになります。

「辞めたほうが会社のためではないか」と考えてしまう方もいます。

それでも働き続けているのは、信じて残してくれた人に報いたいと思っているからではないでしょうか。

勤務先の名前が載って悩む人は多い

実名報道では、職業や勤務先が書かれることがよくあります。そのため、会社への影響を心配するご相談は少なくありません。

会社の側から、社員の記事について相談が寄せられることもあります。

会社は、社員の過去をどう見る?

慎重になる会社は多いのが現実です。ただ、「反省した人にはチャンスを」と考える人もいます。

約60名の一般の方に、5つの質問でたずねたアンケートを分析したところ、雇う側の立場では「リスク管理として慎重になる」という傾向が約75%でした。(アンケートの分析結果はこちら)

会社が慎重になるのは、社員個人への感情というより、会社を守るためのことが多いのです。

「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」には、次のような声がありました。

仕事では採用を見送られたり、いい話が進んでいたのに途中で止まってしまうこともあるでしょう。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

仕事の話が途中で止まってしまう不安は、多くの人が想像しているものです。

一方で犯罪を犯した人物と関わりたくない、受け入れられないという人たちの気持ちも分かります。企業にとっても犯罪を犯すような人を雇うことはリスクでしょう。本当に心から反省して罪を償った人にはチャンスを与えるべきでしょう。

(一般市民アンケートより/「犯罪歴と社会復帰研究 リアルな本音100事例」)

会社のリスクを理解したうえで、それでも「チャンスを与えるべき」と考える人がいます。

会社が気にしているのが「会社の名前と記事が結びつくこと」なら、今どのように見えているかを知ることには大きな意味があります。それは相談の中で一緒に確かめられます。

会社名が入った記事が削除や非表示になるかどうかは、記事の載っている場所や内容、経過年数などによって変わります。判断するのは各サイトや検索サービスですが、あなたの場合の見通しは相談で一緒に考えられます。

会社の名前で検索したとき、何が起きるのか

記事に会社の名前が書かれていると、会社の名前で検索したときにも、その記事が表示されることがあります。

「自分の名前ではなく、会社の名前でも出てくるのか」と驚く方もいます。取引先や求職者が会社のことを調べたときに、目に入ってしまう可能性があります。

「会社を辞めれば、会社への影響はなくなるのでは」と考える方もいます。けれど記事に会社の名前が残っている限り、辞めたあとも結びつけられることがあります。

会社への申し訳なさを抱えながら、どこまで広がっているのかを一人で確かめ続けるのは、とても重い負担です。

勤務先に関するご相談で多いケース

会社名で検索すると、自分の記事が出る

取引先などが会社を調べたときに、目に入る可能性がある状態です。

転載サイトで、会社への批判が書かれている

本人だけでなく、会社についての書き込みがある状態です。

会社から、状況の整理を求められている

会社と一緒に、今後のことを考えたい状態です。

いずれも、結果は記事の内容や各サイトの判断によって異なります。

勤務先が記事に載った方のご相談例

これまでご相談をお受けしてきた中で、よく伺う流れを一般化してご紹介します。

①相談前の不安
記事に勤務先の名前が載り、会社に迷惑をかけ続けているのではと苦しんでいた。

②ネット上に残っていた情報
会社名で検索すると、ニュース記事と転載ページが表示されていた。

③相談の中で一緒に整理したこと
本人の名前と会社の名前、それぞれで見える情報をこちらで整理し、対応の考え方をお伝えした。

④その後の気持ち
会社にも状況を説明できるようになり、職場で過ごす気持ちが少し楽になった、という声がよく聞かれます。

相談するとどう進む?

  1. 記事の内容と、会社での今の状況を伺います。匿名でも大丈夫です。
  2. 本人の名前と会社の名前で見える情報を、こちらで整理します。
  3. 会社への影響もふまえて、対応の考え方をお伝えします。
  4. 依頼するかどうかは、説明を聞いてから決めていただけます。

会社への申し訳なさで胸が苦しくなるなら、それが相談を考えるタイミングです。

働かせてもらえている感謝と、迷惑をかけている申し訳なさ。その両方を抱えながら、一人で記事のことを考え続けるのは、とても重いことです。

会社にどう話すか決めていない段階でも、相談はできます。相談することと、依頼することは別です。

信じて残してくれた人たちに、仕事で応えていけるように。記事のことは、一人で背負い込まないでください。

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